ちょっと投稿が遅れましたが過去に大先輩が記事を書いてくれたReunionsが今年も開催されました!プリンストンで起こる一年に一度の大イベントで卒業生全学年が呼ばれる大同窓会です。全学年なんて嘘でしょなんて言われそうですが本当の話です。プリンストンはアメリカの大学の中でもとても特殊で毎年6月の卒業式直前の木曜日から土曜日にかけてこの大同窓会が開かれます。他の学校では卒業5年後や10年後にだけ同窓会が主催されたりするそうですが、プリンストンは毎年卒業した人すべてが招待されます。それこそ90歳のおじいさんから(この代だとまだ女性の卒業生がいません!)から今年卒業する生徒までみんなが呼ばれてアメリカで一番とも言われていいほどの卒業パーティーが開かれます。ちなみにこの同窓会が開かれる3日間のビールの消費量はアメリカで一年に開かれるイベントのトップ3には入ると言われるほどです。
卒業生はみんな学校カラーであるオレンジをどこかしらにつけていざ同窓会へと繰り出します。その年の卒業生はビールジャケットという法被のようなジャケットをもらい、卒業生の仲間入りを果たします。ちなみにこのビールジャケットは毎年デザインが違い、ジャケットを見ればどの学年かわかるようになっています。卒業した時にもらったジャケットは25年間は大事に保管して卒業25周年記念の新しいジャケットをもらうまで毎年着続けます(実際に25年間着続ける人はたぶんほぼいないです笑)。
この同窓会の時期にが近づいてくると学校のあちらこちらに白いテントが張り巡らされます。イメージとしては日本の学校の運動会の時に司会の人や来賓の方々がいるあのテントを大きくした感じです。学校のエリアによって卒業後1-5年の人用のテント、6-10年のテント、11-20年と卒業年ごとに別れています。どこのテントにも行くことはできるのですが同じ年代にプリンストンに通った人と出会える目安となる位置としてこのテントの区分けは役に立ちます。テントのなかにはダンスステージやテーブル、バーが並べられ、飲み物を飲みながら踊ったり座って色んな卒業生と話せるようになっています。卒業生もそれぞれに配偶者や子供を連れ、大学生活を振り返りながら思い出に浸ります。
私も去年卒業したので今年初めて卒業生として参加しました。卒業以来会う友達とこの一年について近況報告をしたり大先輩たちと話したりと在校生だった時とは一味違ったプリンストンを味わえました。特に印象深かったのは卒業生パレード。木・金・土と続く同窓会の集大成となる卒業生パレード、通称P-Radeというものが土曜日のお昼ごろに始まります。最も年上の卒業生から今年卒業した2019年生がみんなプリンストンのElm Driveと呼ばれる道を下って学校パレードをします。パレードはそれこそ先程の90歳の白人のおじいさんから始まり、段々と女性が増えて人種も増えてと続くので、プリンストンのちょっとした歴史の移り変わりを見ることができます。何度見てもちょっと感慨深いイベントです。私の学年も去年はこのパレードの最後を飾る予定だったのですが、なんとパレードの日30年ぶりの大雨に見舞われ、途中でパレードが中止されてしまいました。ということで今年は初めて2018年生も正式にパレードに参加することができ、やっとプリンストンの長い歴史の一部に入れた気がしました。もしもこの時期プリンストンに来ることがあれば是非見に行ってみてください!
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