初めまして!今年プリンストン大学に入学した Koji です。受験期に大変お世話になったこのブログに参加でき、胸が高鳴る反面、非現実感にも襲われています。皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです:)




自己紹介
生まれも育ちも東京郊外(23区外も東京都です)!と豪語したいところですが、Maho さんと同様、高校二年の夏から今年の五月まで UWC (United World College) に通っていました。
ただ、Maho さんがカナダ校に通っていたのに対して、僕が入学したのは中国校です。
元々中国語は唯一の習い事として学んでいましたが、UWC派遣前までは実際に中国に住んだことがなかったので、学業面での苦労(現在も進行形)はともかく、毎日毎一瞬が刺激的でした。学校自体はインターナショナルスクールで授業の大半が英語で行われていたため、中国語より英語の方が上達したと感じます。
中国滞在中、ほとんどの時間は学校のある江蘇省蘇州市で過ごしました。上海から車で2時間もあれば着く便利な町です。

ただ、休暇期間が到来するたびに友人と中国各地を巡り、教科書でしか見たことのなかった兵馬俑や魯迅の故郷、上海の夜景等々を実際に訪れて「ここがあれか!」と驚きと興奮に浸ったり、伝統的なものから最新のものまで本場の中華を食べ尽くしたり、狂気的に好奇心を爆発させていました。
特に黒竜江省のハルビンや、雲南省の昆明、四川省の成都など、あまり日本人が訪れる印象のない各地の個性豊かな都市を虱潰しに訪れることができ、鼻高々です。その反面、今年初めの春節に訪れる予定だった青海省の西寧や、卒業旅行で巡りたかったチベット自治区、ウイグル自治区のカシュガル、甘粛省の敦煌など西域には結局足を運べなかったので、将来機会があることを願っています。

さて、ぷぷぷぷりんすとんの本題
アメリカの大学への出願期限(レギュラーデシジョン)が迫る中、「いや、自己紹介よりプリンストンのことを教えてくれ!」という人も多いと思うので、今学期を振り返って少し大学のことも紹介します。去年の僕なら、必死に大学関連の情報を集めているこの時期に、こんなのんきな内容だけだと憤慨しています。
なんでプリストン?
「プリンストンとは?」みたいな質問をお持ちの方は是非先輩方の詳しい投稿を参照してください!
実は僕はまだ一度もプリンストンのキャンパスを訪れたことがなく、大学の全容を把握しきれていません。ですので、やや曖昧な説明になってしまうかもしれませんが、ご容赦ください。
去年、出願大学を決める際、僕は以下の観点で絞り込みました。
- 奨学金・フィナンシャルエイド
- 国際的な課外活動(夏のイベント、留学、インターンなど)の豊富さ
- 自分の居場所以外の人とも関わり合えるキャンパスコミュニティー
- 東海岸か否か
- 専攻する可能性の高い学部(僕の場合は政治学、公共政策学部)の充実性
ものすっごく大まかにいうと、心ときめくかどうかです。
去年の10月くらいまでは、某総合大学(立地的にはプリンストンと同じく、東海岸の大きな二都市の中間にある「あれ」です)に出願する予定でした。ただ、出願準備を進めていく中、最初は高い知名度や洗練されたブランド力、その大学の人材の豊富さなどに魅かれていたものの、徐々に「なんか違う」という感覚が湧き上がってきました。
同時並行的に SAT やエッセイなどの準備も進めていたため、頭の中が一杯いっぱいで、その違和感とすぐには向き合えませんでしたが、いざ深掘りして各大学について調査を始めた頃、上記の2や3が物足りないな、と気づきました。そして、ふとプリンストンのことも調べてみると、自分の5個の判断基準を割と高い水準で満たしていることが分かり、「ときめき」が舞い降りてきました。
特に2に関しては、Office of International Programs (OIP) で数多くの興味をそそられる活動を見つけたり、それこそこのブログで Emiri さん、Shiina さんなどが参加した豪華なイベントの数々を読んだり、プリンストンの国際的な活動の種類・質の充実性に驚きました。
3についても、プリンストンは総合大学の中で秀でている方だと考えます。他の東海岸の主要な総合大学の学生規模に比べ、プリンストンの生徒数はかなり少なめです。僕は一人だと全く行動力がなく、しかも誰かと関わっていないと物事を行う気力がなくなってしまうので、大学に入るにあたって、人の群れの中でそもそも居場所を見つけられず、孤立してしまうことが懸念でした。また、仮に居場所があったとしても、あまりにも学生数が多く、他の人のことをよく知らないまま卒業してしまうことが、とても残念に感じました。
プリストンは確かにリベラルアーツ校と比べると学生数が多いですが、それでも垣根を越えて他者と関わろうとするコミュニティー意識があるのでは、と思います。僕にとっては、好きなことをとことん追求できる総合大学のリソースの豊かさと、専門分野に関わらず互いを深く知り合え信頼し合えるキャンパスのアットホーム感、を兼ね備えたプリンストンに最終的に心を奪われました。
今学期は残念ながら大学の全てがオンラインになってしまい、直接同級生や先輩、教授などに会うことはできませんでしたが、それでも Zee group やオンラインのイベントで知り合った人に限りなく助けられました。今後、キャンパスに行く機会があれば、もっと多くの人と関わりたいです。
来学期
来学期は幸いなことにキャンパスが再開するそうです。
上記の通り、より多くの仲間と直接出会うことも楽しみですが、時差を気にせずより集中して授業に取り組めることにも期待しています。
来学期はやっと Freshman Seminar と呼ばれる、大学一年生向け(といってもマニアックな題材を詳しく学べるはずです)の講座に参加することになりました。僕は第一志望のファシズムに関するイタリア映画のセミナーを受ける予定で、今からワクワク感が募ります!

最後に一息。。。
僕の周りで中国語を学び始めた友人がちらほら。「お、これは自分の影響か!?」と空しく驕り高ぶっているのはさておき、よく中国語の発音や文法について質問されます。
ずばり、音楽を聴きましょう。こればっかりは、教科書で知識を得た後、「体感」として覚えるのがベストです。
僕はもともと台湾の文化が好きなので、台湾の音楽を売り込んでいます。ただ、もっと多くの人に台湾の音楽を聴いて欲しい理由はそれだけではありません!
台湾のアクセントは日本人にとって発音しやすく、語彙も日本語の影響を大きく受けているため、割とすんなり歌詞を覚えることが出来ます。しかも、文化的にも台湾と日本は似ていることから、曲調や内容もとっても親しみやすいです。
クラウド・ルーの「大人中」は中でも個人的に一番お勧めします。「遠方 遠方 哪裡才是 遠方(遠い場所、遠い場所、でも遠い場所ってそもそもどこ?)」という部分はクラウドの優しい歌声とは対照的に、忙しい生活の中で自分がどこにいるかさえ分からなくなる現実を鋭く突いてきます。
中国語を上達させたい。いや、ただちょっと疲れたなあ、と感じているそこのあなた!是非5分間クラウドの「大人中」を聴いて、自分の目標に向かって、自分のペースでまた一歩踏み出してみてください!
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