どうも!
空前絶後の!
超絶怒涛の勢いで!
卒論提出しました!
しいなです!
イェーーーーーイ!
今日のブログでは、
1.前回投稿からの3週間の過ごし方
2.卒論提出当日の臨場感あふれる鬼気迫るタイムライン
3.卒論、結局どういう内容になったの
4.卒論提出直後の心理状況
について書かせていただきます。
1.前回のブログ投稿からの3週間の過ごし方
1回目の下書きを終え、前回のブログを投稿してからの約3週間。
教授からフィードバックをビッシリともらい、それの修正に全力を尽くしてはまた提出し、、、という日々を過ごしておりました。
75ページくらいの分量があるのに、コメント機能の時間記録を見たら、ものの1時間ほどで読了し、コメントをつけている教授。適当やん、こんなん絶対!!…と思って目を通すと、しっかりと痛いところ、弱いところを突いている。すご…。
修正には、大規模なものと、緻密なものがありました。
大きいところとしては、私の頭の中ですでに流れができてしまっている段落全体の構成をグリンッと変えたり、結構好きだったけど不要っぽい部分を捨てたり、統計を入れすぎて逆にわからなくなっていた部分を要約したり。
一回、自分の中で必要と判断したからこそ入れた部分なので、それをもう一度新たな目で見つめるのは大変でした。
また、緻密な部分としては、
「なんでこの1文が要るの?」
「なんでこの数字が要るの?」
「逆に、ここは1文何か入れたほうがいいよね?」
など、伝わりやすい文章を書くための修正。このような教授のコメントを読むうちに、自分でも、1文1文を精査するような自問自答ができるようになってきました。
すごく細かく、頭を使い、また、超めんどくさい作業ですが、以前、ライティング・アドバイザー(学部の、論文執筆のアドバイスをくれる先生)に「無駄な語句やフレーズは1語、1句たりとも読みたくない」と言われたことを思い出し、できる限りストレートに言いたいことが伝わるように努力しました。
また、教授も見逃してしまうような、とても気づきにくいミスもたくさんありました。
というのも、1つずつのセクションごとに見ていくと問題はないのですが、全体を通して読むと、
「同じこと何回も言うてるやん」
「このセクションめちゃくちゃ関係ないやん」
というような部分が多々あったのです。
何回かに分けて見直すのではなく、75ページを、決死の覚悟で、紙に穴が開くようなレベルの目力で一気読みしないと気づけないような問題点の修正。
これがすごくしんどい。何せ、集中を切らすことなく、しっかりと批判的な目線で一気読みをしなきゃいけない。
そのストレスから私を解放してくれたもの。それは、ずばり!
運動!!!!
3月末、先輩におすすめされて、ジムに行ってみることにしました。
無料なのに、しかも、ジムから徒歩1分のところに住んでいるのに、
「コロナで予約制だからめんどくさい」
「卒論が忙しい」
という理由で行っていませんでした。
が、おそらく、そんな調子だと全く行かないまま卒業しちゃうと思ったので、おすすめされたタイミングを逃すまいということで、行ってみました。
初回は、軽く走って、足と背中のトレーニングをして。
すると、久しぶりの運動だからか、筋肉痛とか疲労とか以上に、超楽しく感じました。
特に、20分ほど走ると、卒論のストレスが結構飛んでいきます。
これはいいぞと思い、卒論に行き詰まるごとにジムで走ろうと思ったら、なんと、行き詰まりすぎて、
4月に入ってからジム皆勤賞!!
距離が飛び出てる日は、少しキツめのフィードバックがあった日だと思います。

そんなこんなで、修正と提出、フィードバックをもらってまた修正、を3~4回繰り返し、4月10日、そろそろ完成かなというところまで来たのです。
2.卒論提出当日の臨場感あふれるタイムライン
ちょうどそのころ、学部から4年生あてにメールが届きました。
「卒論提出締め切りは、アメリカ時間の2021年4月12日午後12時です。」
ん?どっち?
昼?夜?
12日になった瞬間の真夜中?13日になった瞬間の真夜中?
ん?やっぱ昼?
紛らわしい書き方はやめてほしいものです。なぜ、午前11時59分59秒と書いてくれないのでしょう。
安全に安全を期して、私は、11日のうちに卒論を出すことに決めました。
終わったら何しようかな。ラーメン食べに行こうかな。ポッキーも食べよう。あと、見たかったYouTubeを見て…。
夢が広がります。
さて、11日当日。なんだかそわそわして夜はよく眠れなかったのに、変な気合で6時半に起床。
そして、卒論が終わった後にほかの授業の課題をしなくていいように、中国政治のエッセイを書き終えた私。
そう、不安になるような余裕です。朝からジムも行っちゃってます。
何せ、ほぼ卒論はできています。
やることとしては、
・しんどいけど75ページ一気読みの見直しを一応する
・Grammarlyという校正アプリで文法・スペルチェックをする
・表の体裁(枠や有効数字など)や余白を指定されたとおりに整える
・ページ改の部分に表や図がまたがらないようにする
・参考文献リストに抜け漏れ、ダブりがないか確認する
といったところ。修正というよりも、見直しです。
よし、ちゃんと終わるぞ。
しかも、11日は先勝。
六曜など、ほぼ気にしたことがありませんが、何せ、1年以上かけて頑張ってきた成果の提出です。
先勝、をググり、「午前中が吉」と知った私。
よし、11日の午前中に出そう。
日本ではもう夜中だけどまぁいっか。
などとぐだぐだ考え、朝10時ころに最終の見直しを開始しました。
ただ、最大の鬼門としていた一気読みを(割とスムーズに)終えた時点で13時。あぁ、先勝…。
午前中を逃したものの、もう、ここからは早いぞ!予定では、1時間で終わるはずのチェックです。
しかし!
なんとなく気になった、本文中の引用を参考文献リストでチェックしてみたところ、載ってない!!
1.9 と書くべき数値を19と書いている!!
など、一つ一つを見るとそんなに大したことはありませんが、
「ここを間違っているならおそらく他にも間違っているところがあるだろう」というようなミスが、ちらほら目につきます。
「証人の発言には信憑性がありません。」みたいな感じのことです(伝われ…!!)。
この論文を書き上げた自分のことがすっかり信頼できなくなった私は、全ての数値、表、参考文献を隅から隅まで確認し、気づけば16時というところまで来てしまいました。
しかし、もう、いよいよ終わりが近い。あとは、PDFで保存して、指定されたサイトに上げるだけです。
私は、卒論終了のタイミングを記録すべく、自分で参加者1人のZoomを開き、画面共有で編集画面を出し、ミーティング録画をしはじめました。… 5分くらいで終わるだろうと思って。
でも、もう、こっからが、長い長い!!!
PDFに保存した後、一応、体裁などを最終確認しようと思ってさらーーーっと流し読みしたら、あら不思議。
Googleドキュメントでは表示されていた表の枠が書けていたり、
回帰分析のための方程式がぐしゃぁぁってなっていたり。
うぁぁぁぁ、とか言いながら、編集画面に戻って修正をします。
一応、録画されちゃってるので、冷静さを保とうと、
「うん、気づいてよかった。」
など独り言を言います。
そして、新たにPDFとしてダウンロードをし、さっきの修正のせいで表がページをまたいじゃっている部分を発見し、、、、。
うぁぁぁぁ、と、気づいてよかった、の流れを、きっちりループです。
録画したZoomはなんと1時間越え。本当に、もう、見ていられません。
ミスを発見した焦りから、必要以上にしゃべる様子。
視聴者(?)に向けて、ミスの原因を解説する様子。
修正後に毎回、「これでいけるやろ」というドヤ顔をし、2分後にはそれが歪んでいく様子。
どうしょもありません。
ただ、ちゃんと、完成の時はやってきます。
1年以上かけた卒論。テーマを考え始めたのは2年以上も前のことです。
それが、今、終わる。
しかも、急いで完成、ではなく、フィードバックも何回ももらい、満足のいく形で修正をし、
めちゃくちゃ丁寧に校正をした、自分の中での超絶ベストの、満足度1000%くらいの論文が、
今、終わろうとしている。
提出したら涙出てくるんかな。しばらく天井見上げたりするのかな。
とりあえず、ここまで来れたことに本当に感謝やな。
17時42分。
私は、提出サイトの「提出」ボタンを、ゆっくりと、クリックしました――――。
3.卒論の内容
さて、提出後の話に移る前に、ざっと、卒論の内容を紹介したいと思います。
テーマは、「日本のエリート大学にはなぜ女子が少ないのか?」。顕著な例として、東大京大をはじめとする、旧帝国大学の女子率(平均25%くらい)に注目しました。
まず、議論のはじまりとして、「男子も女子も同じ数受験していて、男子だけ旧帝大に受かりまくっている」わけではなく、「そもそも女子の旧帝大志願者数が少ない」ということだったので、それはなぜか?というところを掘り下げていくことにしました。
これについては、
1.男子のほうが(テストで点数が取れるという意味で)成績がよい!?
2.男子と同じくらい成績がよくても、女子は旧帝大に行きたがらない!?
という二つの説明ができます。
1.に関しては、確かに、女子は文系が多いけど旧帝大は理系の定員が多いから女子比率が低くなっちゃう、とか、親は女子よりも男子への教育期待が大きいから男子のほうが成績が良くなる、という可能性が挙げられました。
ただ、共学の高校で、男子のほうが圧倒的に東大を受ける率が高い、というデータもあったので、2.に主な焦点を合わせることにしました。
さて、では、何で、成績が良くて合格のポテンシャルがあるのに、旧帝大を受けない女子が多いのか?
私が考えた、可能性のある理由としては、
1.落ちたら浪人か学費の高い私学、というリスクがあるから?「浪人を避けたい」、「進路選択の際に家計を(男子よりは)気にする」「そもそも、男子と比べて平均的にリスク・損失を避けたい」という傾向にある女子は、このリスクを取るよりも、もう少し安全な選択肢を取りたいから。
2.あまりに高学歴すぎると結婚できなくなるから?
3.女性は、家事と仕事のバランスが難しいので、結婚や出産後に仕事を(一時的にでも)離れることが多く、そうなると、せっかく、高い給料や社会的地位につながるようなエリート大学に行っても、リターンが少ないから?
の3つがあります。
私の卒論では、特に2と3に関して、高校生を対象にアンケート調査を実施し、実際にこれらのpossible factors (影響するかもしれない要因)が大学選びに実際に影響しているのかを検証しました。
その結果、
・結婚遅れるどうのこうの、は、学校選びには関係ない
・結婚後もたくさん働きたい女子は、それ以外の女子と比べて旧帝大を受ける傾向にある(でも男子にはそんな傾向はない)
ということがわかりました。
これらのことから、女子は、「どうせ仕事を途中でやめる・減らすから、そんなにいい大学に行かなくても…」という考え方が働いてしまう傾向にあるのかな、という結論に達しました。
そして、その、「どうせ仕事やめる」の根っこにある、「家事と仕事のバランスが難しい」の部分についてですが、これの1つの大きい要因として、男性の家事参加が少ない、ということが考えられます。
ただ、これは、「男性ももっと家事しよう」、という単なる意識変革という話というよりも、いまだに残る、「長時間働くほど給料が上がる」という考え方が関係する話だと、私は考察しました。そのため、政策に関する提言としては、「労働時間」という軸以外の、パフォーマンス・ベースの評価軸をもっと社会に浸透させて(:政府主導で評価基準を作ったり、評価転換をサポートしたりして)、男女問わず長時間労働を減らしていくようにしよう、という結論に達しました。
そもそものスタート地点である、大学の女子比率からは少し飛躍した着地点になりましたが、本文では、つながりを意識して何とか頑張りました。結果的には、「旧帝国大学の女子率をどうこう」という限られた話ではなく、社会全体の問題に何かしらアプローチできたので、公共政策学部の学生としては安心しています。
…さて、舞台を、11日の17時42分に戻しましょう。
しみじみと、数秒後には涙を流しているであろう自分を想像しながら、提出ボタンをクリックした、17時42分に――――。
4.卒論提出。そして。
カチッ。
クリック音と同時に、心の中で何かが弾けました。
フォ――――――――――――――!!!!!!!!!
イェ――――――――――――――イ!!!!!!!!
気が付くと叫んでいました。
感傷なんかあったもんじゃありません。
涙なんか一滴も流れません。
ただ、フォ――――――― と イェ ――――――― がそこにあるのみです。
とにかく、うれしい、うれしい、うれしい!!
今までの苦労は、すべて、すっかりきれいに飛んでいきました。
しかし、ここは狭い一人部屋。隣の部屋との壁も薄いので、うるさいと迷惑です。
午後12時の意味をちゃんと理解し、12日の正午に向けて最後の詰めをしている4年生の友達にメッセージをすることもためらわれます。
私にできる喜び方と言えば、力強いガッツポーズを、静かに、数回、繰り返すくらいです。
しかし、1年以上もの頑張りを、数回のガッツポーズが消化できるはずがない。
嬉しい、の感情がありあまりすぎて、卒論提出後にやりたかったことが次々になぎ倒されていきます。
ラーメン!?ポッキー!?YouTube!?
そんなん無くても十分嬉しいやろがい!
暴力的な嬉しさが、ご褒美欲を奪っていきます。
これを、達成感というのでしょうか。
今までは、「これが終わればOOが待っている」という、「OO」に向けて頑張り、適度な達成感と、「OO」ゲットを喜ぶ、という経験をしてきました。
しかし、今回は、「これ」自体を終わらせたことが本当に嬉しい。それ自体がご褒美みたいなもんだ、と感じるに至りました。
そして、ここまで感情を消化して、ようやく、あぁ、私はおそらく、今までで一番頑張ったんだなと、しみじみと感じることができました。
今日はお祝いだ。
1次会 (一人で、お部屋で。):カリフォルニア・ロール

2次会(一人で、お部屋で):ポップコーン

感情も落ち着き、初めて味わうレベルの達成感を手にしたところで、私はふと、
あーーーーーーーーやっぱりラーメン食べたい。
と思うのでした。
それでは、YouTube、見てきます。
しいな
P.S. 卒業に向けての目標なども、また更新いたします。
「卒論が忙しいから」を言い訳に、後回しにしてきたことがたくさんあります。
まずは、洗濯と掃除です。
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